着付けサービス
甲冑をレンタルしても、どうやって着たらいいのか、普通はわからないものです。
このページに「着付け動画」を公開しておりますので、そちらをご覧いただければ、ある程度ご自身で着用することも可能です。
ただ、作品などの動画撮影や大切な式典など、きっちり着付けしておかないと途中でほどけてきて、見た目があまり良くない・・なんてことがあると非常に残念です。
そこで、必要に応じて「着付けサービス」をご提供させていただきます。
基本的なサービス内容は下記の通りですが、内容に応じてアレンジもできるだけさせていただきます。
着付けサービスの内容例
着付けサービスには、以下のような作業が想定されます。ご要望の作業内容やご利用甲冑の数量、着付けにかけられる時間など、個別のご要件に応じて対応させていただきます。
**弊社のレンタル甲冑・衣装のみの対応となります(他社甲冑などの着付けは対応できません)
**限られたメンバーで対応させていただきますので、対応可能なエリアや日時・場所によっては対応できない場合がございますので、ご了承お願い申し上げます。
<パターンA:最初の着付けのみ>
着付け内容:現地にて、甲冑の最初の着付け
着付け時間:約20分~30分(お一人当たり)
*着付けの人数によってスタッフの数が変わる可能性があります
拘束時間:約60分ほど
対応時間:9時~17時の間(着付けが終わり次第、終了です)
<パターンB:着付け+バラシ>*イベントや撮影など長い時間の場合
着付け内容:最初の着付け+途中お直し+バラシ(甲冑を脱ぐ)+梱包片付け(返送手続きはお客様)
着付け時間:同上
拘束時間:約2時間~6時間(例)
対応時間:9時~17時(1時間以上の休憩必須、それ以外の時間帯は要相談)
料金・対応地域
<料金>
25000円から
*交通費(拠点より遠い場合)、食費(食事を必要とする時間帯を挟む場合)は別途必要です
<対応可能地域(下記都道府県および近隣県)>2023年5月時点
スタッフがいる拠点からお客様ご指定先へお伺いいたします。
拠点:東京都、愛知県、兵庫県、愛媛県、熊本県
ご自身で着付けにチャレンジされる場合
ご自身で着付けをチャレンジされる方は、着付け動画をご覧ください。
細かなところはわからないところもあるかと思いますので、その場合はご質問ください。
(ご利用当日ではなく、事前にご確認、ご質問いただくことをお勧めします。)
<ご自身で着用する際に、よくある間違い・注意点!>
甲冑をはじめて取り扱うお客様が多いかと思います。これまでも多くの方にご利用いただき、よくある間違いやご注意いただきたい点をまとめましたので、ぜひご一読ください。
1.胴の前と後ろが逆!!
胴は「前胴」と「後胴」に分かれています。「後胴」には肩に乗せる、首周りのある部位が付属していますので、前後を間違えないように装着してください。
2.脛当の上下・左右が逆!!
脛当は「立挙(たてあげ)」と呼ばれる膝小僧を守る部位がついており、それが「上」になります。
また、中には一部「革」が縫い付けられているものがありますが、それは馬に乗った際に馬を傷つけないように部分的に革にしています。よって、その革がある方が内側になりますので、左右を間違えないようにしてください。
3.腰帯を付けないとカッコ悪いです!
たまに、付属の腰帯を付けない方がいらっしゃいますが、腰帯を付けないと胴が腰元で開いた状態で締まりがなく、非常にカッコ悪くなります。
せっかくの甲冑着用ですので、ぜひ腰帯を締め(刀を差さない場合も)て、引き締まったカッコイイ甲冑武者になってください!
腰帯は、刀(打刀の場合)を挟み込むようにクロスして(写真参照)、前や後ろに落ちないように締めてください。
4.兜が帽子みたいになってカッコ悪いです!
兜を帽子を被るように庇(帽子のツバに当たる部分)を上げて被っている方がいらっしゃいます。
できれば、目深にかぶっていただく方がカッコよく見えますので、視界をどうしても広くしたい場合以外はぜひ目深に兜を被るようにしていただければカッコよく見えます!
5.その他、カッコよく見せるためのヒント!
刀には2種類あり、着用方法が違います。
太刀:古くは平安時代から造られていた刀で、馬上での利用が想定され、反りが強く、豪華で長大なものが多い。
「刃先」を下向きに、腰帯に挿すのではなく、帯に巻き付けるように佩く(はく)=着用する。
打ち刀:室町頃から造られた刀。主に徒歩立ち戦での利用が想定され、軽量化・使いやすいで、以降武士の方なの主流となる。
「刃先」を上に向きに、腰帯に挿して着用する。