播磨の国、宍粟(しそう)
兵庫県宍粟市(しそう)。龍野市の北側に位置する町です。
宍粟の中心地、山崎町は戦国時代に戦功を得た黒田官兵衛が所領として与えられたことで大河ドラマ「官兵衛」でも出てきていました。
それ以前は赤松一族の「宇野氏」が領した地で、周辺には本城の長水城の他、笹の丸城、聖山城、柏原城や居館である宇野構、五十波構、清野構などが点在しています。
秀吉の播磨攻めで宇野氏は敗北し、その後豊臣配下の神子田、黒田、木下氏らが入城。
その後、徳川政権下で池田輝澄が宍粟藩(山崎藩)に入り 山崎城を築城しました。
山崎本多まつり
その宍粟市山崎町で行われている「山崎本多まつり」に参加して参りました。
宍粟山崎藩は池田輝澄を初代とし、松平、池田、そして本多家が明治まで藩主として治めました。
本多家はかの有名な徳川四天王の一人、蜻蛉切りを持ち、戦場に出ること数知れず、一度も傷を負わなかったという猛将・本多忠勝(上総大喜多藩)を祖とする家柄です。
今年で第3回目を迎える山崎本多祭り。
場所は秋の季節な紅葉狩りのお客様で賑わう最上山の弁天池駐車場。
多くの露天も出店おり、太鼓の演武披露など賑やかに開催されています。
武者行列に参陣!
宍粟山崎手作り甲冑の会の皆様が中心となり、本多家の威厳を示すように武者行列が行われています。今年はおよそ70名の市内外の武者が集まり、行列が行われました。
加古川武将隊も末席に加えていただきました。 (写真は一部、頂いた写真があります)
武者行列だけでなく、ちょうど紅葉も色づきが濃くなり始めた頃で、紅葉&甲冑の写真も撮ることが出来ました。ありがとうございます!
宍粟山崎には公共交通機関では、姫路からバスが出ています。(電車はありません)
もしくは車であれば高速で山崎ICで降りて北側すぐです。
前述の周辺史跡だけでなく、さらに北には中村氏の波賀城もありますし、その先には但馬に抜けることができます。
寒くなってくると山城見学の良い時期。ぜひ、訪れてください。