源氏の歴史深い神社

土佐の国の若宮八幡宮は、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」に、記載があります。
平家を檀ノ浦で滅ぼした源頼朝が祖父である源為義の冥福を祈るために京都六条にあったという為義邸跡に石清水八幡宮の御神霊を勧請して、新たに六条若宮八幡宮を創建した。同時に、土佐国吾川郡の南部一円を神領地として奉納し、神地鎮護の神として現在の地に創建されたのが若宮八幡宮です。

長宗我部元親の初陣

戦国の世、土佐は国衆が合い争っていた。長宗我部国親(元親の父)は長浜城の本山氏を倒すために、本山氏の長浜城を攻め、若宮八幡宮の前に元親は陣を敷いて戦勝祈願をし、見事に初陣を飾った。

特徴的なのは、本殿の創りが「出蜻蛉式」という上から見ると蜻蛉が羽根を広げて飛んでいる形になっていること。蜻蛉は「勝ち虫(後ろには引かない)」として武家では縁起の良い象徴であることは周知のとおり。

そして、本殿の正面を出てまっすぐに伸びる道を約5分ほど歩くと、長宗我部元親公の大きな銅像が迎えてくれます。


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