一家に一領、「甲冑」をもっと身近に。
いまや各地の甲冑隊や時代祭り、地域のボランティア活動などで甲冑を着て活躍する人たちが増えています。「甲冑の制作技術」は埴輪の時代から続く、立派な日本の伝統。
現代では「実用」することは無いですが、その技術や知識は日本人として後世にしっかりと残していきたい大切な文化です。
武楽衆は、プラスティック素材を中心に軽くて使いやすい甲冑を作っており、地域のイベント活動やレンタル用甲冑として使用しています。
<制作のご依頼>
お客様からご依頼があれば、制作もさせていただいております。甲冑というのは現物に触れたり、見たりして買うのが難しい代物。しかも、そんなに安い買い物でもありません。
できるだけ現物を見たり・触ったりして、ご納得いただいた上でお請けしています。
1.展示会場にお越しいただく(イベントの場合など)
2.甲冑写真撮影にご参加いただき、着用体験していただく
3.レンタルにてお祭りなどでご利用いただく
など、事前に厳しい目で吟味してください。ご質問等あれば、なんなりとお問合せくださいませ。
(ただし、製作方法や細かな素材、部材購入先などはお答えできない場合があります)
<素材や製法>
様々な種類のプラスティック素材(板物やFRPなど)を元に各部のパーツを制作いたします。(一部金属製のパーツもあります) このプラスティックは、柔軟性があり、少々の衝撃では割れたりしません。
(ただし、夏場に車内に長時間おいておく等、温度(70度以上)が上がると曲がる可能性がありますので、保管・管理にはご注意ください)
製法は、伝統的な甲冑製作技法と基本は同じですが、素材がプラスティックであることから、加工方法や組み上げ方法等は独自のものとなります。
甲冑制作内容例(一式、もしくは兜のみなど)
- 三物(兜、胴&草摺り、袖)
- 三具(籠手、佩楯、脛当)
- 兜のみ
*板物・威し糸の色、三具(籠手・佩楯・脛当)の家地(表生地)の柄、兜の立て物など、デザインについては、お見積り時に詳細をお伺いいたします。
<価格と納期>
一番気になる価格ですが、デザインによって大きく変わります。例えば、兜は不要、鎖帷子は不要、毛引きではなく素懸けでよい、などなど内容によって作業量が大きく変わりますので、ご予算と相談させていただきながら、検討させていただければと思います。
納期は通常は、2ヵ月~3か月を頂戴しております。その時のご依頼件数などによって、多少伸びる場合がございます。
ご質問やご要望がございましたら、お問合せください。
<制作例:甲冑一式>
これまでに制作した(お客様向け・自社レンタル用含む)甲冑一式の一部です。
兜のみの制作例
兜で制作可能なのは、頭形・突盃形・越中形・桃形・三十二間筋兜・六十二間筋兜(子供サイズ)をベースにしたデザインです。それ以外の形やデザインは、随時追加して参ります。
<制作の流れ>
1.お問合せ&お見積り
2.お見積りのご検討
3.正式なご注文と制作の開始(お支払い後、製作開始)
4.制作完了と商品のお客様先への発送
5.お客様による商品確認