蒲公英(たんぽぽ)城、または、道場川原城
摂津(神戸市北区道場)にある小高い山城で、宅地化工事のため発掘調査後、消えてなくなる城です。
すでに何度かの公開説明会が行われています。私が訪れたのは説明会も終わって工事が始まった段階です。
(神戸市HPより)
松原城は、「蒲公英(たんぽぽ)城」「道場川原城」とも呼ばれ、南北朝時代に赤松氏が三田城の支城として築いたものが始めとされています。のち赤松氏の流れを引く松原氏が代々城主となり、松原氏が城を去った後、織田信長の三田城攻めの際には織田方の付城(つけじろ)となり、羽柴秀吉の軍勢が入城したとされています。
城跡は丘陵頂部に東西2つの大きな曲輪があり、本年8月開催の現地説明会では、曲輪2を中心に、16世紀末頃の調査成果について公開いたしました。今回は、さらに調査が進み、主郭と考えられる曲輪1と、曲輪2についてもより前回の公開時よりも古い段階の調査成果について公開いたします。