日本三奇 石乃宝殿 といわれる生石神社。
宝殿駅から徒歩20分ほどで到着します。
ここのご神体は巨大な石。 しかも、まるで池の上で宙に浮いているかのように見えることが奇怪といわれる由縁。
本殿の両サイドから山・・・というか岩山の山頂へ上るルートがあります。 その途中からは、ご神体を上から全体を拝めます。 頂上からは、南は播磨灘、北は高砂の街が一望できます。
一見、戦国とはまったく関係ないようですが、実は、秀吉の播磨侵攻時、この神社の神主は神吉城主神吉頼定の弟でした。 秀吉軍はここを神吉攻めのための陣所とするべく、明け渡すように指示しますが、当然ながら一族が攻められるために場所を渡すわけがなく、断固拒否。
そうすると、秀吉は弟秀長を派遣し、この神社を焼き払ったということです。 その時の大火の跡が、ご神体の大石の右側下の方の焦げ付いたような赤いあとではないかと伝わっているそうです。
神社やお寺というのは、立地が良いところに建っていることが多く、戦乱にはよく巻き込まれます。 ここも、そういうところだったんですね。