落ちない城

白旗城は赤松円心こと、赤松則村が赤松家の本城として築いた城。赤松氏は上郡のこのあたりの地名、赤松が発祥と伝わります。

登山口には大きな門扉があり、入ってしばらくはなだらかな丘で平坦地が多く、寺社があった跡地や低い石垣などがきれいに残っています。
その後、途中に仮設トイレと看板がある場所があり、そこからが峻険な山城に入ります。
登山道からだんだんにゴツゴツした岩場を登っていくことになります。

1度目の攻城時は夏場の炎天下で、それまでに佐用城やら複数の城を回った後に来たので、かなり疲弊していました。もう少しのところで熱中症の症状を発し、あえなく断念した経験があります。

2度目の攻城は、仲間の方々と一緒に登り、無事に本丸までたどり着きました。
各所に遺構がありますが、南北朝期の山城の特徴なのか、シンプルで曲輪は本丸、二の丸、三の丸あたりであとは尾根を少し改良した程度といった印象です。

しかし、ここで新田勢をくぎ付けにし、撤退させた「不落の城」であることは事実です。


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