父に逆らった将軍

足利義昭は信長に保護されて京に入り、室町幕府第15代将軍となった。そのことから、義昭は信長を「父」と呼び頼ったという。
しかし、次第に自身が信長の傀儡政権であることを察し、密かに武田・上杉・毛利・浅井・朝倉らに信長包囲網を敷かせ、勢力を削ごうとした。しかし、信長が悉く撃破したため、いよいよ反旗を翻し、自ら決戦に挑んだのがこの槙島城。結果は、明智光秀、稲葉一鉄など信長精鋭部隊に包囲され落城。義昭は西へ逃走した。

いまは市民に開放された広い公園となり、遺構はほぼ無い。公園に石碑と看板があるのみ。


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