藤堂高虎の城、今治城

主家を渡り歩き生き抜いた戦国武将

築城の名手、藤堂高虎が築城した城。藤堂高虎は近江出身の武将で、浅井家、織田家、豊臣家、徳川家と奇麗に主家を渡り歩き、大大名として生き残った。黒田官兵衛、加藤清正と並ぶ築城名手として有名。
この城は、関ヶ原後に築城された、いわゆる近世城郭。瀬戸内から直接、堀を引いていることから日本三大水城の１つです。模擬天守が建っていますが、今治城はかつて天守があったのかどうか不明な城です。一説には、高虎が建てた天守はその後丹波亀山城築城時にそちらの天守として移築されたとも言います。掘や廓の遺構はしっかり整備されています。