宝殿駅から北へ徒歩で20分ほど。 常楽寺は、かつての神吉(かんき)城です。
ここは神吉氏が治めた領地。神吉氏は元は神戸市西区の神出(かんで)あたりに領地を持っていたようですが、その後武功を立てて加古川の神吉にも領地をもらい、神吉を名乗って一族の一部が入ったと伝わります。
ちなみに、お寺の方いわく、石垣は当時のままだそうです。(コンクリートで補強さていますが・・・)

三木合戦の時には、三木の別所家に味方し、攻めてくる織田軍約1万人以上に対して、わずか2~3000人で最期まで徹底抗戦しました。
織田軍は精鋭ぞろい、織田信長の息子、信忠を大将に明智、羽柴、佐久間、滝川といった歴戦の武将がこの神吉城を取り囲んだと伝わります。
激戦を展開するも、内部で裏切ったもの(もしくは騙された?)が出て、一気に決着。城主神吉頼定公は討死されました。

その様子が生々しく隣接する神社に飾られています。 奥には、壮絶に戦い抜いた神吉頼定公のお墓があります。 こうやって地元の方に大切にお守りされているのを見ると嬉しく思います。



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