歴史ある港町、室津

たつの市の最南端にある歴史ある港町、室津。
いまも、牡蠣を代表とする漁業が中心の町で、風情が残る町です。

山陽網干駅から大浦行きのバスに乗り、「室津」で下車。
道路は山側なので、下に降りたところが室津の町です。
案内看板にも記載がありますが、ここに赤松氏、浦上氏などが争った室山城がありました。

室津は播磨守護赤松氏が支配し、室山城を築城。
戦乱の中、備前の浦上氏が領有するところとなり、赤松氏との対立を優位にするべく、御着の小寺氏との婚姻関係を画策し、小寺家重臣だった黒田職隆(官兵衛の父)の娘と浦上政宗の婚姻が成立した。

それを知った龍野城主赤松政秀は、これを阻止しようと婚儀の日の当日に奇襲をかけ、浦上政宗と花嫁をも殺害してします。
その悲劇の姫を想い、ここ室津ではひな祭りが半年ほど遅れて行われ、八朔(はっさく)のひな祭りと呼ばれています。

二の丸はきれいな公園になっており、高台になっていることがわかりますが、上がった奥にある土塁らしきもの以外は遺構がありません。

この先に登れば、本丸跡があり多少の石垣の遺構などもあるようなのですが、私が行った日はかなりガスっていて本当に数メートル先しか見えない状態だったことや、私のちょんぼで行きつくことができませんでした・・・。また、行かなきゃ。

ついでに、牡蠣食おう。



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