赤松氏の栄華終焉の地、城山城


播磨と言えば、赤松氏。

赤松円心則村から始まった栄華。
播磨・備前・美作の太守となり、足利将軍家の庇護を受け、一色、京極、山名とならび四職に任じられ、絶大な権力を手にしていました。
でも、いつの時代も栄枯盛衰。かならず、終わりって来るんですね。

嘉吉元年(1441年)

円心から数えて曾孫にあたる、赤松満祐の時、「くじ引き将軍」で有名な6代将軍義教は、専横政治を敷き始め、幕府の有力重臣は所領を奪われたり、一族の家督相続に介入されたり、好き勝手をやっていました。
当時長老格であった赤松氏ももちろん例外ではなく、は徐々に疎まれ始め、所領の没収や一族の攪乱の危機を感じていました。
そしてついに、赤松満祐は、宴を開くとして将軍義教ほか息がかかった他家重臣を自邸(いまの二条城のすぐ東どなり、ANAクラウンプラザホテルの北あたり)に招いた。
宴もたけなわのころ、突如、甲冑武者が現れ、一刀のもとに義教の首を刎ねた。その時、何名かの重臣も落命。

赤松氏は播磨に籠り戦闘準備をする。
摂津方面から幕府軍、但馬・美作・備前方面から山名軍に攻められた赤松氏は、各地で善戦するも徐々に押され、当初坂本城に退くが、籠城には適さないとし、城山城へ籠城するも、衆寡敵せず、一族郎党と自害して果て、その栄光の時を閉じました。

城山城

そんな出来事があったのが、この城山城。姫路駅から姫新線に乗り、東觜崎駅(ひがしはしさきえき)で下車。そこから結構な徒歩です。大きな橋で揖保川をわたり、農道を進み、30分~40分は歩いたかな。途中に大きな看板が設置されています。お!ここらへんか?と思いきや、まだまだだいぶ先。

ようやく入り口が見えてきました。(今回は北側からの登城です)
入るとすぐ案内看板があります。見ての通り、馬立古墳群という史跡でもあるんですね。
周辺にもいろいろ史跡がありますが、それはまたの機会に。

入ると、開けた森林があり、小規模な古墳があちらこちらに見えます。
あまりにも開けていて、シンと静まり返り、聞こえるのは鳥のさえずりと自分の足音しか無いので、どことなく、熊とか幽霊とか何か出てきそうな、怖い雰囲気を感じながら、進みます。

20分くらい恐怖で引き返したくなりながら前に進むと、急に勾配があがってきて、ロッキーな感じになります。かなり膝を上げないと登れないような傾斜がイジメのように続き、昼時で腹も減っていたのか、気分が悪くなってきたので、景色のよさげな岩の上でおにぎりを。途中のコンビニで買っておいてよかった・・・。

そこからさらにロッキーな道を登ります。時には、備え付けの補助ロープを握って登らないといけない箇所もいくつかあり、ようやく頂上付近のなだらかな尾根っぽいところに出ました。供養碑や蛙岩など看板もちらほら。でも・・・まだ1.2キロあるやん・・・・。

でも、ここからは不確かですが、どうも土塁や郭跡、建物があったような広く開いたところなどが徐々に見え始めます。 ようやく、頂上、主郭部です。石塁跡もあるのですが、ちょっと奥へ回らないといけないのと、日が沈みかけていたので、下山の時間を考えて今回はあきらめました。主郭部といっても、よくある山城の小さく削平した土地は見つけられませんでしたが、下りかけのところには郭跡が何重にも重なっているのが良くわかりました。かなり広く開いてあり、いろいろな建物があったのだろうなと想像できます。

郭郡を抜けると、赤松一族の供養墓が城案内図とともに、ほんとうにひっそりとあります。
訪れさせていただいたことのお礼と写真を撮らせていただく許可願いのために、お祈りをします。

ここから下山なんですが、下山方向は下野田という麓の地域方面にしました。案内看板がどっちを向いているのかよくわからず、焦ります・・。でも、登ってきた方角的にたぶんこっちの方かな・・・。
下山の道は最後の最後まで、川沿いでロッキーです。
途中に、見張り岩というところがあり、そこから見る方角を考えると、北東側なので、山名および東から攻めてくる敵の対策でしょうか。ということは、まさに最後、幕府軍の大軍が攻めてくるのが見えてたんでしょうね。
膝がぶっ壊れそうなくらい自重の衝撃を受けながら岩を降りていきます。降りる時もロープをつかみながら出ないと無理~~なところがいくつかありました。
途中、帽子をかぶった年配の男性がひとり佇んでいました。休憩していたんでしょうか?でも、その時間から登ると下山時には真っ暗のはずで、変な感じです。
とりあえず挨拶をしてみると、こんにちわと返事が帰ってきましたが、あの後あの人はどうしたんやろう・・・?  ちょっと怖い・・・。

帰りに、疲れていて甘いものがほしいので、「播磨名物」「縁起来福」という文字に引かれて、大黒屋さんで何個かすい~つを購入して帰りましたとさ。


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衆長

武楽衆の衆長です。 日本全国を戦国リアルシュミレーションの舞台とする野望を追究します。

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